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海老彰子・田口千晴 ピアノデュオリサイタル 
2019年4月28日(日) 14:30開演(14:00開場) 銀座王子ホール


田口千晴  Chiharu Taguchi

 東京藝術大学付属音楽高校を経て、東京藝術大学音楽学部器楽科を卒業。同大大学院修士課 程修了。

 2010年、リサイタルに於いて次のような講評を得ている。『艶やかな…作品への鮮明な見通しの良さ…闊達な感性で描き、…ロマンティシズムに満ちていた』(「音楽の友」高山直也)、『しなやかさ と柔軟性を持った音で達成感が漂う。…大変おもしろく聴かせ、…密集圧のコントロールと浮遊す る場の落差が輝きを発する』(「ムジカノーヴァ」時幹雄)、『ダイナミックな演奏によって彼女のた くましいピアニズムが十分に発揮され…作品の構造を的確に描き、…確かな手ごたえ』(「ショパ ン」野崎正敏)。

 札幌市に生まれる。藤女子中学卒。4才よりピアノを始め、全日本学生毎日音楽コンクール小学 生部門及び中学生部門にて各々奨励賞受賞。第22回文化放送音楽賞受賞。ザルツブルグ・モー ツァルテウム音楽院にて研修。イタリアにて第29回ヴィオッティ国際音楽コンクール金賞受賞。 ニューヨーク・ジュリアード音楽院にてビヴァレッジ・ウェブスターに師事。その後ニューヨーク・ カーネギーホールにてリサイタル開催。ニューヨークタイムズ紙で高い評価を得るほか、ニュー ヨーク・マサチューセッツ等各地でリサイタルを開催し好評を博す。

 これまでに遠藤道子、井口秋子、田村宏、M.ムンツ、H.ピュイグ=ロジェ、G.シャンドールの各氏に師事。日本フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、新星日本交響楽団、札幌交響楽団等と 各地で共演。

 最近ではカザルスホール、王子ホールでのリサイタルのライブ録音のCDを制作。横浜歴史博 物館に於いて“ピアノの魅力”“デュオとソロ”“名曲コンサート”など開催。

 2010年にはドイツ、ツヴィッカウにてシューマン生誕200年記念のコンサートに出演。 2016年にシューマンのピアノ五重奏曲を王子ホールで演奏、好評を博す。

 これまで上野学園大学、短期大学部で後進の指導にあたっていたほか、コンクールの審査も務 めている。

 

海老彰子 Akiko Ebi

 長年、東京とパリを拠点に国際的に活躍。欧州各国、米、カナダ、中南米、露、中国、中近東等 33ヶ国で活動する。東京藝術大学1年在学中に第41回日本音楽コンクール優勝後フランスに留 学、パリ国立高等音楽院最優秀首席卒、同研究科卒。
  ロンティボー国際コンクールで第2位グランプリと4種の特別賞をA.ルービンシュタイン氏等から受ける、ショパン国際コンクール上位入賞。日本ゴールドディスク大賞2回、仏政府から文芸シュバリエ勲章、パリ名誉市民メダル、エクソン・モービル音楽賞本賞等受賞。
 世界各国で音楽祭やTVラジオ放送録音、CD録音に活躍中。NHK交響楽団、読売日響、都 響ほか殆どの日本のオーケストラ、ワルシャワ国立、フランス放送、モンテ・カルロ、アルゼンチン 国立、ルクセンブルグ、18世紀オーケストラ、英国等のオーケストラと、また井上道義、佐渡裕、武藤英明、小林研一郎、スクロヴァチェフスキー、ブリュッヘン、シナイスキー、ヤノフスキー氏らと共演。ほかにアルゲリッチ、ダルベルト、デュメー、パスキエ、コワン、ノラス、堀米ゆずこ、豊田弓 乃、豊田里夫氏ら共演者の数多い。アルゲリッチとのデュオ・コンサートは、全欧州各国、イスラエル、日本においてもテレビ放映され、大いに好評を博し、その後も度々共演している。世界の主要コンサートホールで演奏、サントリーホール、シャンゼリゼ劇場、プレイエル、ゲヴァントハウス、ベルリンフィルハーモニー、ウィグモア、テアトロ・コロン等々。
 第8回及び第9回浜松国際ピアノコンクール審査委員長。第17回ショパン国際コンクール、その他ロン・ティボー等、多くの主要国際音楽コンクールの審査員を務める。ワルシャワの1838年製エラールで録音したショパンの前奏曲と即興曲全集のCD録音をはじめ、フューメ作品集(世界初演)、ウェーベルン、フランク、ピエルネの「ピアノと弦楽のための五 重奏曲」、大江光ピアノ作品など、11枚のCD録音がある。
 「アルド・チッコリーニ わが人生」(日本語訳)を出版。(全音楽譜出版社) 横浜市招待国際ピアノ演奏会企画委員長。元日本大学芸術学部大学院教授。元東京芸術大 学ピアノ科客員教授。

 

 

 

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